
巨人監督を2期15年にわたって務めた巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんが、3日午前6時39分、肺炎のため、都内の病院で亡くなった。89歳だった。葬儀・告別式は近親者のみで行うという。
ジャイアンツ球場で取材に応じたドラフト1位ルーキーの石塚裕惺内野手(19)は「僕は現役の時とかは見てないですけど、今のジャイアンツをつくってくださった偉大なOBの1人で、ミスタープロ野球、ミスタージャイアンツって言われるぐらいの人ですし。僕らの新入団発表の時にドームに足運んでくださったりもして、すごく身が引き締まる思いにさせてくれたような人だったので、残念です」と悼んだ。
長嶋さんの出身地である佐倉市は、石塚にとって大切な場所でもある。中学時代は強豪の佐倉シニアに所属。1月には同市の長嶋茂雄記念岩名球場で自主トレも行った。「佐倉市は中学の時にお世話になったので。いい報告を長嶋さんにも、佐倉市の皆さんにも(できるように)。僕は本当に一生懸命やるだけだと思うので、頑張ります」と話した。