
ニューヨーク・タイムズ紙が2日(日本時間3日)、巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんの死去を電子版の大きく速報した。
「日本野球界の最高のスターで、60年代の巨人黄金期の要だったシゲオ・ナガシマが死去した」と伝え、巨人の65年から73年のV9達成に貢献した実績などを紹介。「同世代の選手の中では誰よりも大きな存在。第2次大戦後の日本復興の象徴であり、その後の経済成長のシンボルでもあった」とした。
日本野球に関する著書を複数出版しているロバート・ホワイティング氏は同紙のインタビューに「彼が何をしようが、どこに行こうが、カメラが彼の姿を追う。日本のトップは彼だというジョークまで語られるほど」とコメントしている。
フランス通信社AFPも速報で長嶋さんの死去を速報し「ケタ外れのキャラクターとカリスマ性で大衆に愛され、戦後復興の日本の誇りとなった」と紹介した。