
レアル・マドリードがシュツットガルトのドイツ代表MFアンジェロ・スティラー(24)をターゲットにしていると2日までに、スペイン明日紙が報じた。
Rマドリードは今季、クロースが昨夏退団した穴を最後まで埋めることができず、大いに苦しんだ。そのため今夏、その代役を務められる選手を探しており、スティラーを有力候補の1人に挙げている。
Rマドリードにとってスティラーは、若くて実績があり、金銭的にそこまで高くなく、シャビ・アロンソ監督がブンデスリーガ時代から知っていて好みにも合う、あらゆる条件を満たした選手であるという。
アス紙によると、Rマドリードはまだ獲得に本腰を入れておらず、様子見の段階であるとのことだが、選手本人は来季、スペインにやって来ることをポジティブに考えているとのことだ。
また、スティラー獲得に向け、非常に有利にデータがあるという。それはクロースと同じ代理人がスティラーをマネジメントしている点。さらに引退後、この代理人事務所の株主になったクロースがフロレンティーノ・ペレス会長にスティラーを推薦した場合、Rマドリードが移籍交渉に動く可能性が高まると同紙は伝えている。
シュツットガルトは28年まで契約が残るスティラーを、移籍金5000万ユーロ(約80億円)以下で手放すつもりはないという。一方、来夏退団する場合は3600万ユーロ(約57億6000万円)で移籍できる条項が契約に盛り込まれているとのことだ。
スティラーはバイエルン・ミュンヘンの下部組織出身。21年夏にフリーでホッフェンハイムに加入した後、23年夏に移籍金550万ユーロ(約8億8000万円)でシュツットガルトに入団した。今季、ブンデスリーガで32試合に出場し、1得点8アシストを記録。欧州チャンピオンズリーグでは8試合の出場で1得点を挙げている。(高橋智行通信員)