
<DeNA-ヤクルト>◇31日◇横浜
ヤクルト吉村貢司郎投手(27)がアクシデントに耐え、6回を7安打2失点で投げ切った。
6回先頭、DeNA松尾に対し、2ストライクと追い込んだ。直後に靴ひもを結び直す動作とともに、右手の指を気にした。タイムを要求し、その後の投球練習では大暴投。何らかのアクシデントが発生した模様で、1度、治療でベンチに下がった。ブルペンからは星がマウンドにやってきた。
しかし、応急処置を終えた吉村は駆け足で戻ってきた。高津監督も続投を決断した。吉村は松尾を高めフォークで遊ゴロに仕留めた。度会に左前打を許したが、石上を一ゴロ併殺とした。
イニング途中でマウンドを譲らなかった。初回に2失点こそ喫するも、2回以降は5イニング連続でゼロを並べた。7回の攻撃で代打を送られた。3勝目はならなかったが、雨に強風の悪条件の中、意地を示した。