
セビリアは来季に向け、今季までRソシエダードの監督を務めたアルグアシル氏(53)を指揮官の最有力候補に挙げているとスペイン紙アスが31日に報じた。
セビリアは今季大きく低迷し、4月に監督交代を実施。新たに今季終了までカパロスが指揮を取り、最終的にスペインリーグを降格圏一歩手前の17位で終了した。
現在、来週までに決定するつもりで新指揮官を探しに動いているという。ヘタフェのボルダラス監督が候補に挙がるも、チーム編成がうまくいかなかった場合、同監督が公の場でそれについて批判するのをクラブ首脳陣は懸念し、契約に踏み出せないようだ。
そんな中、アルグアシル氏が現在、最有力候補に挙がっているという。同氏は今季、Rソシエダードで期待されたような結果を残せなかった。リーグ戦を11位で終え、6季連続の欧州カップ戦出場という目標を達成できずに退任している。
セビリアが求めるのは経験豊富なスペイン人監督であるため、Rソシエダードを約6年半指揮したアルグアシル監督はその条件に合致している。
アス紙によると、アルグアシル氏はセビリアのオファーに耳を傾けるつもりであるとのことだ。しかし、クラブは財政面に大きな問題を抱え、ルケバキオやバデなどの主力選手を放出せざるを得ないかもしれず、チームを率いるのは容易ではないと伝えている。