
<日本ハム4-1ロッテ>◇30日◇エスコンフィールド
ロッテは少ないチャンスをものにできず、借金は今季最多「12」に膨らんだ。
6回先頭、日本ハム先発の達から山本大斗外野手(22)が左翼フェンス直撃の二塁打を放ち無死二塁。だが、後続の友杉篤輝内野手(24)が送りバントを決められず、最後は空振り三振。藤原恭大外野手(25)も空振り三振、藤岡裕大内野手(31)は一ゴロと、得点できなかった。吉井理人監督(60)は「友杉は作戦にからむ選手なんでああいうところをしっかり決めていかないと。しっかりバントも練習してもらいます」と話した。
7回にも2死一、三塁のチャンスをつくったが、今季初スタメンの愛斗外野手(28)が空振り三振に倒れた。8回に山本が3号ソロを放って完封負けを免れるのが精いっぱいだった。
先発の小島和哉投手(28)は84球を投げ6回3失点と粘りの投球を見せた。5回に無死二塁から清宮幸の中前適時打で先制を許したが、その後は好守備にも助けられて併殺にし、最少失点でしのいだ。だが、6回にレイエスに10号2ランを浴び、突き放された。指揮官は「小島は頑張ってたんすけど、回の頭でカウント不利になって、ツーベース打たれたのもスリーワンから。フォアボールもありましたし、ちょっとエースとしたら、ゲームの展開見たらしっかり投げてほしかった」と振り返った。
▽ロッテ小島(6回3失点で今季4敗目)「やっぱり相手ピッチャーも良い投球してたので、僕が先に先制点を与えてしまいましたし、中盤もダメ押しに取られちゃったんで、僕の責任かなと思います」
▽ロッテ寺地(猛打賞で打率は3割)「そこに関しては特に気にすることなく、1日1日を大切に、徐々に伸ばしていければ」