
<フランスリーグ入れ替え戦:スタッド・ランス1-3メッス>◇29日(日本時間30)◇第2戦◇ランス
日本代表MF伊東純也(32)、中村敬斗(24)、DF関根貴大(22)の所属する1部16位スタッド・ランスは、2部3位のメッスに延長戦の末、1-3で敗れ、2試合合計2-4で2部降格が決定した。伊東は中村とともに先発し、先制点をアシスト。関根は後半途中から出場したが、勝利に導くことはできなかった。
第1戦を1-1で終えた両チーム。試合開始からSランスが攻め込む。前半7分に中央から伊東のパスに中村が走り込んでゴール前でチャンス。23分には伊東が右サイドを抜けだしてクロスを供給しゴールに迫った。なかなか得点は奪えず、スコアレスで前半を折り返した。
後半12分には左サイドからななめのパスに伊東が反転。ティアにボールを渡し、先制点をお膳立てした。
同20分には中村が相手陣でボールを奪ってショートカウンターから決定機を演出した。同22分から関根が右途中出場。しかし直後に失点し、追いつかれた。
後半追加タイムには伊東がカットインからシュートを放つも勝ち越しならず。延長戦に突入した。すると延長前半11分には伊東が右サイドから中央に進入し、左足で強烈なシュートを放ったが惜しくもゴール右にそれた。
延長後半5分、左サイドからゴール前に進入され、逆転を許した。試合終了間際にはカウンターからロングシュートを決められて3失点目。決定的な得点を奪われ、来季の2部降格が決まった。
チームは最終節に敗れて8勝9分け17敗で16位に転落。入れ替え戦に回り、悲劇を味わった。伊東は今季33試合に出場するなど主力としてチームを引っ張り、4得点を記録。中村も32試合で11得点を挙げる活躍をみせ、今冬に加入した関根も主軸としてプレーしたが、日本人トリオとして1部残留をもたらすことはできなかった。