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【日本ハム】“奇跡の社長”小村勝球団社長が思いを語る「コムラノコラム」スタート


日本ハム球団社長の小村勝氏が語るコラムがスタートしました。小村社長は昨年、くも膜下出血で一時命を失いかけながらも復帰した経緯があります。このコラムではエスコンフィールドの今後の展望や、サービスの質向上によるファン体験の強化を目指す考えが紹介されています。北海道への観光地としての魅力を高め、観客を増やす努力を続けています。Fビレッジは「非日常」を提供し、訪れた人々に喜びを与えることを目標としています。

球場を背に笑顔の日本ハム小村球団社長

<コムラノコラム>

開業3年目になるFビレッジ、エスコンフィールドの新たな展望などについて、日本ハム球団トップの小村勝球団社長(59)がつづる「コムラノコラム」がスタート。昨年はくも膜下出血で倒れ、死地をさまよいながらも復活した“奇跡の社長”。1回目は大病の経験や、本社人気商品「シャウエッセン」のマーケティングに携わった同社長の考えが明かされる。

     ◇     ◇     ◇

日刊スポーツ様より渾身(こんしん)のタイトルとカットデザインを“ドヤ顔”でプレゼンして頂き、不覚にも笑ってしまい、「ファンのみなさまのため」という伝家の宝刀を突き付けられ、不定期ではありますが、潔くご提案を受けさせて頂く事になりました。

3年目を迎え、年初に三谷事業本部長からは「三つ子の魂百まで」と話があり、今年はすごく重要で、ここでさらに頑張る事が自分たちのサイズやスケール、ポジショニングを決める。進化を止める事なく「お客さまが楽しんで頂ける努力を」と話がありました。我々はエンターテインメント企業なので、野球が好きな方もそうでない方もコンテンツやサービスで楽しんでいただく会社。去年、全体で約418万人の方に来ていただいたのですが、今年は目標を400万人にしています。数値を言い出すと仕事が粗くなる。数値よりは質。サービスレベルを上げてリピーターを増やす。Fビレッジに行けば楽しい事がある、北海道へ行くなら立ち寄りたい。むしろFビレッジへ行きたいから北海道へ行くという事を、世界中から思って頂ける様に進化していきたいと思います。

2年目の昨季、CSをエスコンでできたのは大きなことだと思っています。新庄監督は「(開業)1年目から行きたかった」と言っていました。もちろん1年目から行けたら最高ですけど、チーム成績が振るわなかった一年目にチケット代や飲食代を使いグッズもたくさん買ってもらって。結果、出た利益によりチーム強化に投資する事が出来ました。

球場内外を歩いて、どれだけの人がきつねの耳をつけて楽しんでいるか等を見ています。ディズニーランドのような「ゲートくぐったら尻尾つけましょう。耳つけましょう。ここなら出来る!」みたいな夢の世界になるように。ゲートくぐったら非日常を感じて欲しいです。無償の愛をくださるファンの声を聞くのが1番勉強になります。日本ハム営業時代、店頭で仕事をしていた際に、財布からお金を出している人の反応が1番わかりやすい。その感覚で、今もファンの声を聴いています。

昨年、くも膜下出血で倒れて北海道の皆さんに助けてもらった命。北海道で倒れるまで働きます。エスコンではファンの方にビリケンさんみたいに触られます。「膝悪いから膝触らして」「肩こっているから肩触らして」とか。写真撮って「縁起物なんで」って。ファンの皆さんに喜んで頂けるなら、いいと思います。

6月の交流戦、エスコンはビジターファンには2年に1度。また家族や友達を連れて来たいと思っていただけるようなサービスをしたいです。ホームもビジターもファンはみんな一緒。わざわざ北海道まで来てくれる。ソフトバンク球団にも協力いただいて行った今季のホーム開幕セレモニーに近い考え方で、相手チームもファンもリスペクトするようなおもてなしができたらと思っています。(北海道日本ハムファイターズ球団社長)

◆小村勝(こむら・まさる)66年1月25日、大阪生まれ。88年日本ハム入社。加工事業本部マーケティング推進部長時に『シャウエッセン手のひら返し』『シャウ断髪』など新販促を実践。22年から北海道日本ハムファイターズ取締役、ファイターズスポーツ&エンターテイメント取締役。エスコンフィールド開業の23年に、北海道日本ハムファイターズ球団社長就任。

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