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【広島】床田寛樹、球団左腕23年ぶりシーズン3完封5勝目 攻めの投球呼んだ攻めの調整で初無四球


広島カープの床田寛樹投手が、DeNA戦でシーズン3度目の完封勝利を挙げた。試合は広島が3-0で勝利し、床田は今シーズン最多の5勝目を達成。左腕としては球団23年ぶりの快挙となった。床田は今季初の無四球完封を達成し、試合後にはこの成績に対して喜びを表した。試合では、直球を主体に投球し、後半には変化球を交え、相手打線を翻弄した。チェンジアップの効果も増し、新たな武器として収穫があった。新井監督は床田のテンポや球のキレ、コントロールを高く評価し、ブルペンへの貴重な3日間の休みをもたらしたことも称賛。

広島対DeNA お立ち台でポーズを決めるファビアン(左)と床田(撮影・加藤孝規)

<広島3-0DeNA>◇25日◇マツダスタジアム

広島床田寛樹投手(30)がまた、最後まで1人で投げ抜いた。5月3日中日戦以来、早くも自己最多を更新するシーズン3度目の完封でリーグ2位タイの5勝目を挙げた。シーズン3完封は、球団左腕では02年高橋建以来23年ぶり。マウンド上だけでなく、試合後も表情を崩さなかった左腕が、自身初の“無四球”での完封と気づくと破顔した。

「この前は意識しすぎてダメだった(前回完封は9回1死から四球)ので、今日は今、言われるまで“ああ、そういえば”という感じ。やっぱり意識しないほうがいいのかな。初めてで、うれしい」

ストライクゾーンに投げ込む強気な投球でアウトを重ねた。立ち上がりから直球主体で押し、中盤以降は変化球の割合を増やしてDeNA打線に的を絞らせなかった。1回、4回と先頭打者の出塁を許したが、いずれも牧を得意球ツーシームで併殺に打ち取った。投球の軸となる真っすぐは最速149キロを計測するなど力があったことで、今季精度が上がったチェンジアップの効果も増した。「今までは困ったらツーシームしか投げないみたいな感じだったんですけど、今日はチェンジアップを挟んだりとかもできた」。新たな武器を得る収穫もあった。

攻撃的投球は、攻めの調整が可能にした。登板予定試合が中止となった前日、「張るか張らないかくらいの瀬戸際を攻めようかな」と投球間で力を入れたキャッチボール。登板間の調整で筋トレ翌日の感覚が良かった傾向から初めて試した。「スピードとかキレとかはあった」。大胆な調整が功を奏した。今後につながる新発見にも「真っすぐでファウルを取れたりして良かったんですけど、もう一個(コースを)厳しくいければ良かったのかな」と反省も忘れなかった。

変幻自在の快投で、チームは3位に浮上となった。新井監督は「テンポも良かったし、球のキレも良かったし、コントロールも良かったし、何も言うことはございません。素晴らしいです。昨日中止で、今日明日と3日休みをブルペンにつくってくれた。来週に向けても本当に大きかった」と1勝以上の重みある投球に賛辞を惜しまなかった。【前原淳】

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