
<明治安田J1:東京0-3広島>◇25日◇第18節◇国立
サンフレッチェ広島が敵地でFC東京に3-0で完勝し、5連勝で3位に浮上した。
前半からペースを握り、同8分にはセットプレーの流れからDF荒木隼人(28)がゴールネットを揺らしたが、VARの結果、オフサイドで得点取り消しとなった。決め手を欠いてスコアレスで前半を折り返した。
後半開始からFW前田直輝(30)に代えてFW中村草太(22)を投入。ゴールをこじ開けに行く。すると同4分、左CKの流れから荒木が頭で合わせて先制。今度は文句なしの得点となった。さらに同14分にはカウンターからエースFWジャーメイン良(30)が起点となり、FW加藤陸次樹(27)、中村とつながって相手陣深くまで進入。1度は相手にカットされたが、相手GKのクリアミスをジャーメインが見逃さずに押し込んで加点した。ジャーメインは今季4点目。これまでの3得点はいずれもPKだったため、流れの中で初めてのゴールとなった。
最後はMF川辺駿(29)が仕上げた。スローインから右サイド深くをえぐった中村がマイナス気味のクロスを上げると川辺がミドルシュートを打ち込んでダメ押しの3点目。勝利を決定づけた。
4月は4連敗と一時調子を落としたが、5月は5連勝。勢いを取り戻し、1試合未消化ながら首位鹿島アントラーズまで勝ち点差5に迫った。【佐藤成】