
楽天は21日、前パドレスのオスカー・ゴンザレス外野手(27)と契約合意した。契約期間は来季終了までで、1年延長のオプションがあるという。今季推定年俸は8600万円。
この日、取材対応した石井一久GM(51)は「交流戦にはもしかしたらバッターボックスに立てる。早いうちに交流戦に打席に立てる可能性は持ってます」と6月中の1軍デビューも想定しているという。
マイナー通算で105本塁打を放っており、1発もある。石井GMは「それなりにパワーもあるし、打球速度っていうとこもしっかりと出る。基本的にはポイントゲッターというところはすごく今うちのチームにとって大事なとこなんで。そこは期待はしてます」と力を込めた。
補強の背景に、外野手を固定できていないチーム事情がある。楽天には辰己、小郷と昨季全143試合に出場した2人がいるが、今季は内野が本職の阿部や渡辺佳らが外野を守る機会も増えている。「守備というのはそんなに平均値をすごく上回る選手じゃないけど、肩は平均値よりも全然上なので、グラウンドには立ってほしい」。DHでの起用よりは守備に就いてもらいたい意向だ。