
<ドジャース4-3ダイヤモンドバックス>◇20日(日本時間21日)◇ドジャースタジアム
試合を中継したNHKBSが、一時勝ち越しとなる2ランを放ったダイヤモンドバックスの外野手(24)のインタビューを放送した。
身長178センチとMLBでは小柄なキャロルは、ワシントン州シアトル出身。マリナーズで活躍したイチロー氏(51=会長付特別補佐兼インストラクター)に憧れ、高校時代はイチロー氏に指導を受けた経験があるという。キャロルはNHKのインタビューに「イチローは本当にパイオニアだよ。彼のおかげで典型的な大型選手とは違う、バランスの取れたタイプの選手にもチャンスが生まれた。彼が存在してくれたことに本当に感謝している」と話した。
イチロー氏は、昨年米野球殿堂入りを果たした。満票には1票及ばなかったが、文句なしの殿堂入りだった。キャロルは「本当にふさわしいよ」と絶賛。8月9日(同10日)には、キャロルのボブルヘッド・デーが予定されているが、「彼の殿堂入りセレモニーが同じ日にシアトルであるんだ。僕の家族はシアトルのチケットを既に持っているから、複雑な気持ちみたいだね」と苦笑いで話した。
キャロルは今季2割7分7厘、リーグ3位の15本塁打、34打点、9盗塁。OPS(出塁率+長打率)は.946としている。
この日は「1番右翼」でスタメン出場すると、1-1の延長10回に勝ち越し2ランを左中間席へ運んだ。