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【ソフトバンク】川瀬晃プロ1号「物足りないかもしれませんが…」バースデー王会長へ祝福星


ソフトバンクの川瀬晃がプロ生活初の本塁打を放ち、日本ハムに5-2で勝利し、今季初の貯金に突入しました。川瀬は6回に日本ハムの伊藤から決勝のソロ本塁打を打ち、自身441試合・785打席目で待望の一発でした。この日はソフトバンクの王貞治球団会長の誕生日で、彼に10年ぶりのバースデー白星を贈りました。川瀬はポストシーズンを含め、伊藤に対しては通算40打数15安打の好成績を誇り、彼に対する"キラー"として知られています。この試合の勝利でソフトバンクは首位日本ハムに2.5ゲーム差に迫り、小久保監督も「今シーズン初めての貯金」と喜びました。

日本ハム対ソフトバンク プロ初本塁打を放った川瀬は打球の方向を笑顔で指さす(撮影・黒川智章)

<日本ハム2-5ソフトバンク>◇20日◇エスコンフィールド

ソフトバンクが、今季43試合目で初の貯金生活に突入した。2-2の6回無死、川瀬晃内野手(27)がプロ1号の決勝ソロ。通算441試合と785打席目で待望のアーチを描いた。先発のリバン・モイネロ投手(29)はハーラートップタイの5勝目で、首位日本ハムには2・5ゲーム差に接近。5月20日は王貞治球団会長の85歳の誕生日で、10年ぶりのバースデー白星を贈った。

   ◇   ◇   ◇

ダイヤモンドを一周しながらのクールなガッツポーズ。川瀬が憧れていたあの光景。この夜は、自分が主役になった。「今までやったことがないので、やってみようかなと(笑い)」。自軍ベンチでは、周東と渡辺が両手をあげて大はしゃぎ。本音では諦めていた1軍初本塁打は値千金の決勝ソロになった。

2-2の6回無死、日本ハム伊藤のスライダーを弾丸ライナーで右翼ブルペンに運んだ。「正直、ホームランになって驚いています」。世界最多868本塁打を放った王会長の誕生日に勝利をもたらす本塁打。「会長もびっくりしてると思う。僕のホームランが誕生日プレゼントっていうのは物足りないかもしれませんけど…」。そう謙遜しながら「いい報告ができたら」と照れ笑いした。王会長にとっては15年以来10年ぶりのバースデー白星。うれしくないわけがない。

反骨心が日本ハムのエースを打ち砕く。対伊藤はポストシーズンを含めて通算40打数15安打、打率3割7分5厘の好相性。偶然ではない数字の要因を、川瀬は「このピッチャーから打ったらって気持ちが燃えるんですよ。やってやるぞって。日本ハムのエースを打ってやるよって」と話したことがある。伊藤は同じ97年生まれの同い年。負けん気の強さから「伊藤大海キラー」は誕生した。

「僕にホームランを求めている人なんて誰もいない」。つなぎ役や泥臭いプレーに徹してきた男が、通算441試合と785打席目で待望のアーチを描いた。チームは今季43試合目で初の貯金生活に突入。最大借金「7」からのV字回復に、小久保監督も「今シーズン初めての貯金やね」と王会長とのバースデー白星とともにに喜んだ。首位日本ハムに2・5ゲーム差と接近。まだ主力に離脱者はいるが、勝率は5割を越した。その立役者が川瀬だ。【只松憲】

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