
サッカーのドイツ2部リーグのハノーバーは19日、元日本代表DF室屋成(31)が今季限りで退団すると発表した。クラブによると、今後は日本に戻るという。
室屋は運動量豊富なサイドバックで、青森山田高、明大を経て2016年にFC東京入りし、同年のリオデジャネイロ五輪に出場。20年からハノーバーでプレーした。通算151試合に出場し、5得点15アシストをマークした。
「ハノーファー96で5年間プレーできたことは光栄でした。ヨーロッパに移籍した当初は、どんなことが待ち受けているのか全く分かりませんでしたが、ある瞬間、ヨーロッパでハノーファー96が唯一のクラブであり続けるべきだと確信したのです。チームメイト、コーチ、スタッフ、そしてファンの皆様、応援ありがとうございます。ハノーファー96のことはいつまでも心の中にあり、決して忘れません」と語った。
クラブのスポーツディレクターを務める、マーカス・マン氏は「室屋成の退団により、ハノーファー96に心から愛着を持ち、クラブのために懸命に働いてきた選手を失うことになる」と話し、「セイは信じられないほど気持ちの良い人柄で、ピッチでは常に全力を尽くすプロフェッショナルです。(ハノーバー)96のユニホームを着て尽力してくれたことに感謝するとともに、彼とご家族の今後のご多幸をお祈りいたします」と言葉を寄せた。