
元ヤクルトの宮本慎也氏(54=日刊スポーツ評論家)が、公式YouTube「解体慎書」で、元西武、巨人、中日の中島裕之氏(42)をゲストに招き、「トルピードバット(魚雷バット)」を体験した。
昨シーズン限りで現役を引退した中島氏が先にティー打撃に臨んだ。「どう表現したらいいんかなぁ」と話すと、宮本氏から「ちょっと詰まり気味で打ってみて」と言われ、実践したが、詰まりすぎて「打ちにくいです」と苦笑した。
宮本氏から「振り抜きやすそうに見えるけど」と聞かれ、中島氏は「(ボールが)飛んでるかどうかはわからないですけど、打ちやすいのは打ちやすいです」と話した。
次に、宮本氏がティー打撃に臨み、数球打った後に「あっ」と気づきがあったようで「(従来より)詰まった方がいいと思う」と私見を述べ「俺、これ、(現役時代にあれば)たぶん使うなぁ」と話した。
その理由について「結構、自分の中で詰まって打ってるんですけど、たぶん、芯なんです」と話した。中島氏は「僕も、バットの先っぽの辺で当たらないので、(トルピードバットは)いいかもしれないです」と話し、宮本氏も「ナカジもちょっと詰まり気味で打つもんね」と納得した。
宮本氏は「ちょっと詰まり気味で打つ人、ナカジとかはいいかもしれないけど、外の球を逆方向に長打にするのは、難しいんじゃないかなと思います」と話し、ボールを飛ばすには小力が必要だと述べた。
「通常のバットか、トルピードバットのどっちを使うか?」と聞かれ、中島氏は「時々(使います)」とニヤリ。宮本氏は「疲れてきて、バットが振れない時はいいかもしれないね。(ヘッドの)抜けはいいんで」と解説した。
中島氏から「トルピードバットを使った後に、普通のバットを使ったら最初は変な感覚でした」と言われ、宮本氏は先にトルピードバットを使用し、通常のバットでティー打撃を実施。バットが遠回りするような感覚を感じ「当てる感覚はあっち(トルピードバット)の方がいいかもしれない。でも、打球の強さを考えたら、普通のバットの方がいいかもしれない感じはする」と話した。