
<阪神-広島>◇17日◇甲子園
阪神大山悠輔内野手(30)に、好守と紙一重のプレーがあった。
初回2死、サンドロ・ファビアン外野手(27)が一塁側ファウルエリアに打ち上げた。一塁手の大山は全力で背走しながら、最後は後ろ向きにスライディングキャッチ。一度はミットに収めたが、胴体の上でボールがミットから転がり出て、地面に落ちた。「完全捕球」とは認められなかった。
完全捕球(キャッチ)の定義は「手またはグラブでしっかりと受け止め、かつそれを確実につかむ行為」。送球動作に移ってからの落球ならキャッチが成立する。今回の場合、地面に落ちる前に胴体の上でボールを保持できていれば、キャッチが成立していた。