
<阪神-広島>◇17日◇甲子園
注目のメンバー表交換となった。
監督同士の握手、審判との握手の間、阪神藤川球児監督(44)は視線を落とすことなく、広島新井貴浩監督(48)の方を見ていたが、新井監督は微妙に下を向いたまま。この日も視線が合うことはなかった。前日に続いて会話もなかった。
死球による遺恨がある両軍。4月20日、甲子園での前回対戦で、広島岡本駿投手(22)が阪神坂本誠志郎捕手(31)に頭部死球。藤川監督が血相を変えて飛び出し、両軍入り乱れて、あわや乱闘の騒ぎになった。警告試合が宣告され、岡本は危険球退場になった。
それ以来の対戦だった前日16日は視線を合わさず、会話もないままメンバー表交換が終了。広島新井監督があいさつを終わるやいなや、ベンチに帰っていた。