
<西武3-0オリックス>◇16日◇ベルーナドーム
オリックスは今季6度目の完封負けで、4月1日以来の3位に転落した。
先発のアンダーソン・エスピノーザ投手(27)は2回までに3失点。それでも3回以降は4安打8奪三振と立て直した。8回124球を投じ、3失点(自責1)。粘投も、援護に恵まれなかった。
これで昨季7月7日を最後に15戦連続白星なし。助っ人右腕は「結果として負けがついたけど、こういう試合展開はシーズン中よく起こることだと思いますし、打撃陣は最後までしっかり戦ってくれて、それにつられて自分も最後まで戦えた。チームメートはすごくいいプレーを続けてくれている。もう(勝利は)待つだけです」とコメント。人事を尽くして天命を待つ。
打線は西武渡辺を前に今季最少の3安打に抑え込まれた。岸田護監督(44)は「絞りにくい球ではある。どうにか塁に出るというところができなかった。1試合1試合勝っていくしかない。その結果が順位だと思っていますので、粘り強くやるしかないですね」と悔しさをにじませた。17日はリーグトップの防御率を誇る難敵、西武今井と対戦。「またどうやって攻めていくか準備していきます」と前を向いた。