
レアル・マドリードがボーンマスのスペイン代表DFディーン・ハイセン(20)の今夏加入で合意したと、スペイン紙マルカが15日に報じた。
Rマドリードはけが人続出だった今季のDF陣を改善するため、何人かの選手を今夏補強する予定。すでにリバプールのアレクサンダーアーノルドの入団が内定済みと報じられる中、新たに、チェルシーを含む8クラブからオファーがあったハイセンの獲得に成功したとのことだ。
同紙によると、両クラブはすでに書類を交わしており、残るは正式契約を結ぶのみ。6月から7月にかけてアメリカで開催されるクラブワールドカップのメンバーに加えるつもりであるとのことだ。
この契約に関して、Rマドリードはボーンマスに契約解除金の5000万ポンド(約97億5000万円)を支払うとのこと。そのうち、ボーンマスに売却した時に盛り込んだ契約条項により、ユベントスにキャピタルゲイン(購入価格と売却価格の差による収益)の10%、連帯貢献金としてマラガに5%の一部が支払われるという。
アムステルダム生まれのハイセンは幼少期にスペインへ引っ越し、マラガの下部組織で育った。21年夏にユベントスの下部組織に移籍。24年1月に半年間の期限付き移籍でローマに加入し、セリエAデビューを達成。そして昨夏、移籍金1520万ユーロ(約25億800万円)の5年契約でボーンマスに完全移籍した。
ボーンマスで今季ここまでプレミアリーグ30試合に出場し、3得点1アシストを記録。今年3月の欧州ネーションズリーグのオランダ戦でスペイン代表デビューを果たし、同国の将来を嘱望される選手となっている。(高橋智行通信員)