
先週の入れ替え&ファーム情報を、球団別でおさらいします。セ・リーグ編。
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【阪神】開幕ローテ入りを果たした富田が5日巨人戦で3回1失点、門別が7日の同戦で4回途中6失点で、ともに登板翌日に出場選手登録を抹消された。大竹が2軍調整登板を経て再び1軍に合流。体調不良で4月30日に戦線離脱していた石井は10日に最短復帰。2軍では別メニュー調整だったネルソンが4月30日ソフトバンク戦で実戦復帰し、3戦連続無失点と好投中。
【巨人】岡本が7日、左肘の靱帯(じんたい)損傷のため出場選手登録を抹消された。東京五輪時やCS直前などの選手一斉抹消、「コロナ特例」を除くと17年9月13日の再調整以来、2793日ぶりの登録抹消。けがによる登録抹消は入団以降初となった。代わりに2軍からは坂本が緊急昇格。同日にはベテラン長野も抹消され、浅野が今季1軍初昇格となった。
【広島】モンテロと秋山がともに13日から1軍に合流する。代わりに磯村と田村が2軍降格となった。今回の昇格は見送られたが、左太もも裏痛から復帰したドラフト1位佐々木が好結果を残している。4日ウエスタン・リーグ阪神戦で実戦復帰。11日同中日戦まで6試合連続で先発出場し、打率は5割6分3厘をマーク。10日には本塁打を放ち、11日まで2戦連続で打点を記録。
【DeNA】昨年の日本一に貢献した豪華な面々がファーム調整を続けている。宮崎、筒香のベテランに加えて、梶原、森敬と昨季後半戦に存在感を示した若手も調子が上がらずにファーム調整中。石井野手コーチから特訓を受けながら、状態を上げて1軍復帰を目指している。また、昨年の胴上げ投手の森原も出力が戻らず、10日広島戦で負け投手となって登録抹消となった。
【中日】2年連続20発以上の主砲細川が5日DeNA戦で右ハムストリングス不良のため離脱した。早くても交流戦明けとみられる。福永、村松に続き井上構想のレギュラーがまたしても故障となった。4番構想も不振で無期限2軍調整中の石川昂が10日広島戦で左腕の高からようやくの1号を放った。この1本をきっかけとしたい。9連戦中は3日間でのべ16人を入れ替えるなど、苦しいやりくりが続く。
【ヤクルト】デビューから11試合連続無失点だったドラフト3位左腕の荘司が、8日にコンディション不良で出場選手登録を抹消された。ドラフト1位右腕の中村優が、7日のイースタン・リーグ日本ハム戦で6回1安打1失点と好投し、1軍デビューに前進。7日は、昨季チーム最多60試合登板の大西が今季初昇格した。1日には西武から金銭トレードで山野辺の獲得が発表された。