
万能ワシ撃ち職人が勝利を呼び込む。日本ハム奈良間大己内野手が8日、25歳の誕生日を迎えた。バースデー後初戦となる9日からの楽天3連戦へ「25歳になっても、変わらず今まで通り。家族のために頑張るだけっす」と意気込んだ。
今季は出場21試合のうち8試合が守備からの途中出場。7日オリックス戦でも8回途中から三塁で出場。延長12回には全投手を送りこむ総力戦となり、新庄監督の指示で有事に備えて投球練習もこなした。二遊間と三塁の守備に加え“臨時投手”の役割もプラス。四刀流選手として「しっかり勝っている試合を守り抜く役割が今は多い。勝てる試合をものにできるように」と気を引き締めた。
守備職人のイメージが強いが、楽天戦は17打数8安打、打率4割7分1厘とめっぽう強い。9日先発の滝中からは今季1号を放つなど相性バッチリ。偶然の一致で「誰かに言われるまで気付かなかった」という誕生日背番号「58」を背負い、4勝11敗と大きく負け越しているホームに勝ち運を招き入れる。【永野高輔】