
J3で最下位に沈むアスルクラロ沼津が7日にクラブ公式サイトを通じて、「アスルクラロ沼津を支えてくださる皆様へ」と題し、代表取締役の高島雄大氏が声明を発表した。
今季は2月の開幕戦で勝利して以降、リーグ戦は11戦未勝利(6分け5敗)で最下位。先月27日に行われた天皇杯静岡県代表決定戦でも準決勝で東海社会人1部の岳南Fモスペリオに敗れるなど低迷している。高島氏は「日頃から多大なるご支援をいただいている皆様に、このような結果をご報告しなければならないことを、クラブとして非常に重く受け止めております」と謝罪し、中山雅史監督(57)を含めた「現体制」での再起を誓った。
声明文では「昨日までの試合を受けて、本日、中山雅史監督をはじめ、チームスタッフ、強化担当とそれぞれ現状の振り返りを行い、次の試合に向けた対策について真剣に話し合いを行いました。ここ数試合、私自身もスタジアムで多くのファン・サポーターの方々とお話しする機会があり、激励のお言葉と共に、現状のチームに対するご意見・ご指摘も直接伺うことができました。皆様の声はクラブにとって非常に大切なものであり、真摯に受け止めてまいります。チームは、現在の成績不振の要因を真摯に分析し、選手・スタッフ一同が一丸となって改善に取り組んでおります。日々のトレーニングから一層の意識をもって取り組み、次戦以降、少しでも早く良い結果を皆様にお届けできるよう、全力で準備を進めております」と記した。
また、今夏の補強についても言及。「今シーズンは例年の7月に加え、6月にも特別移籍期間が設けられております。この機会も最大限に活用し、長期離脱中の選手がいる中で、必要な補強を進め、チーム力の底上げを図ってまいります」と約束した
18日の次戦はホームでAC長野パルセイロと対戦。背水の陣となる一戦に向け、同社長は「再起を図る大切な試合です。この日を“反転攻勢”の起点とするべく、クラブ一丸となり全力で臨みます。どうか、ホーム愛鷹でアスルクラロ沼津をともに後押ししていただければ幸いです。皆様の熱いご声援が、選手たちの一歩を強く、そして前へと導いてくれます」と訴えた。