
MLBのストライクゾーンが今季、人知れず縮んでいたことが判明したと、米専門メディア「ジ・アスレチック」が1日(日本時間2日)、伝えた。
記事によると、MLBは昨オフ、審判組合との労使協定を更新しており、その中で審判の評価を厳しくするためのルール変更を行ったという。これまで球審は、左右のストライクゾーン際の見極めに関して、2インチ(約5センチ)以内の誤差にはマイナス評価を付けないように決められていた。だが新労使協定では、その誤差が1/3インチ以内と変更された。
その結果、球審が際どいゾーンでストライクをコールする割合が減り、事実上のストライクゾーン縮小につながったという。
すでに選手やコーチ、球団フロントは気づき始めており、ゲームプランや投手の配球、捕手のフレーミング、選手評価の基準、チーム編成など幅広く影響が出ているという。