
<エンゼルス-タイガース>◇1日(日本時間2日)◇エンゼルスタジアム
エンゼルス菊池雄星投手(33)が、5回5安打2失点の粘りの投球で、勝利投手の権利を得たが、中継ぎ陣が8回に逆転され、初勝利が消滅した。
1点リードの3回にタイガース・バエス、トレースのソロで逆転されたが、打線が3回にソレアの2ランで逆転し、4回にも1点を追加。最速96・5マイル(約155キロ)の速球、スライダーを軸に、要所を締める投球でゲームをつくった。
6回はバーグ、7回はゼファジャンが無失点に抑えたが、8回も続投したゼファジャンが先頭に安打を浴び、デトマーズに交代。四球でピンチを広げ、イバネスの適時打で1点差とされ、マッキンストリーの適時打で追いつかれ、ディングラーの3ランで勝ち越された。
4番手で登板した左腕のデトマーズは、22年にレイズ戦でノーヒットノーランを達成。今季はリリーフで、試合前の時点で10試合に登板し、0勝1敗、防御率5・79だった。
菊池は今季、開幕投手を務めたが、打線の援護などにも恵まれず、開幕から6試合白星がなく、7試合目で今季初勝利が目前だったが、リリーフ陣が打ち込まれ、初勝利は次戦に持ち越された。