
フランス1部スタッド・ランスのディアワラ監督が、負傷離脱した日本代表MF伊東純也(32)について「深刻ではない」と明かした。フランス紙レキップが報じている。
伊東は4月27日のモンペリエ戦(0-0)で左足首を負傷し、今後の動向が注目されていた。そんな中、2日のニース戦(日本時間3日早朝)に向けた4月30日の記者会見で、ディアワラ監督は「靱帯(じんたい)は損傷しておらず、骨折もない。大きな打撲だが、それほど深刻ではない。しかしそれでも数日の休養が必要となる」と説明した。
さらに同監督は「今日とても良くなっている。というのは、伊東は今週はじめの数日間、足を引きずっていた」と話し、しかし30日の時点で「普通に歩けるようになり、少しピッチに出たが、たとえ劇的な回復が可能であるとしても金曜日には間に合わない恐れがある」とコメントしている。
レキップ紙は「現在プレーオフ圏内にいるルアーブルに5ポイント差をつけてリーグ・アン13位のマルヌ県のクラブ(Sランス)にとっては、これはむしろポジティブなニュースだ」と報じている。
加えて「我々は、なるべく(選手の)ケガによる休止を短く抑えたいし、できるだけ早く復帰させたい。彼(伊東)がニース戦に出たいと思っても、私には難しいように思える。彼はプレーを望んでいるが、常識的でなければならない」とディアワラ監督の見解を補足している。(松本愛香通信員)