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【西武】「クソデカネックレス」にファン熱狂 開発者が語る「うちでやれば跳ねる」予感の根拠


西武ライオンズファンの間で、「クソデカネックレス」と呼ばれるビッグチェーンネックレスが大人気です。このネックレスは金色のチェーンにライオンズのマスコット「レオ」のチャームがついており、SNS上で「クソデカネックレス」という愛称が広まりました。開発者の中村作氏は、アメリカの人気応援グッズから着想を得て開発し、販売開始後すぐに完売しました。予想以上の人気で、若い女性や子供たちにも人気が広がっています。ファンはこのネックレスを着けて試合を盛り上げ、チームを応援しています。SNSでのネックレスの流行について、中村氏も「理想の形」と評しています。さらなる新作も期待されており、その動向から目が離せません。

愛称「クソデカネックレス」を愛用する西武ファンたち(撮影・金子真仁)

西武ファンが今、とあるアイテムにお熱だ。3月11日発売の「ビッグチェーンネックレス」は金色の鎖にレオのチャームが強烈な存在感だ。SNS上では“クソデカネックレス”と身もふたもない愛称が広まり、多くのファンが首からぶら下げながら飛び跳ねて応援する。チームの勝敗をも超えた次元の盛り上がりを、グッズ開発者らに尋ねた。【取材・構成=金子真仁】

   ◇   ◇   ◇

開発者は球団職員の中村作さん(35)だ。作と書いて「つくる」さんの名の通りの、物作りのプロ。高橋光成投手(28)らを模した「ロンゲなりきりキャップ」に続き、キワモノの域を市場に投げ込んだ。

昨秋、メジャー中継で異様に目立つザ・アメリカンの応援グッズを知った。「これ、そろそろ日本に来るかも」。同じ頃、取引業者の社長もドジャース戦を生観戦し「これだ」と確信。社長から提案を受け、あとはもうとんとん拍子だ。

作さんは入社4年目。獅子党を眺めてきて「うちでやれば、もしかしたら跳ねるかも」と予感した。

「外野席に熱狂的な男性ファンが多いじゃないですか。スタイリッシュというより、みんなゲーフラ(ゲートフラッグの略。スポーツ観戦時、ファンが両手で持つ旗)を掲げたり個性出すのを楽しむファンが多いので」

コストを意識しすぎて迫力感を失わないよう、こだわって作った。春季キャンプ最終日、レアンドロ・セデーニョ内野手(26)に頼みに宮崎へ飛んだ。「ホームラン打ったら、これを掛けてくれませんか?」。快諾を受け、SNS動画も撮影。公式発表前に小出しで世にチラ見させていく。

その上で3月11日に発売すると2日間で完売。想定の3倍超のペースで売れ、4月下旬の現在もなお収束しない。定価3900円(税込)で持ち運びも楽じゃない。それなのに-。

ブームのきっかけはSNS上でのある女性のさりげないつぶやきだった。

「クソデカネックレス」 正式名称「ビッグチェーンネックレス」なのにこの俗称がじわじわ広まり、一気に加速し愛称になった。作り手が想定していた男性層以外に、若い女性や子どもたちもギラギラとぶら下げている。所有者は今、クソデ界隈とも呼ばれる。

そのクソデ界隈の1人が実に熱く語る。

「バカバカしいグッズですよね。でも非日常の球場観戦にバカバカしい派手さがマッチします。これを付けてジャンプ応援すると、首回りでジャラジャラと音がします。バカバカしいのに、生まれ変わろうと頑張るチームを後押ししたいファンのキーアイテムになりました。いつか日本一になった日に、選手とスタンドみんなで付けて、喜びを分かち合いたいです」

俗称への公式声明は出せない立場ながら、SNSでのブーム醸成は作さんも「理想の形」とし、新川優愛ら芸能界の西武ファンも着用することに「それはもう…」と興奮を隠せない。

5月上旬に新作発表との怪情報もキャッチした。この先はもう、オトナの遊びも混じる。日本ハム戦(エスコンフィールド)に遠征したクソデ界隈は、帰京時も着用。空港の保安検査も問題なく通過できることを確認済みで、各航空会社のCAからも「かわいい♪」と評判のクソデカだ。

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