
フレッシュパワー投入で、ホームに勝ち運を招き入れる。高卒4年目の日本ハム達孝太投手(21)が4日西武戦(エスコンフィールド)で今季初先発することが28日、分かった。2軍では今季5試合に登板し25回2/3を投げ1失点。防御率0・35と圧倒的な投球を続けている。絶好調な21年ドラフト1位右腕を初めてエスコンフィールドで起用し、13戦3勝10敗と苦しむ本拠地での勝利につなげる。
◇ ◇ ◇
長身イケメン右腕達が、万全の状態で1軍登板に臨む。27日のイースタン・リーグ巨人戦(Gタウン)では5回74球を投げ3安打無失点。初回に坂本を147キロスライダーで遊飛に打ち取るなど内容も上々で、新庄監督は満を持して、本拠地で行われる4日西武戦に先発させる予定だ。
20日オイシックス戦(鎌ケ谷)では自己最速を1キロ更新する156キロをマーク。「そんなに思いっきり投げて出たわけじゃなかったんで。感覚の良い156キロだったんじゃないかなと思います」と手応えを口にしていた。既に2軍では5試合に投げ、25回2/3で24奪三振。持ち前の跳ね上がるようなストレートに磨きがかかっており、カーブ、スライダー、チェンジアップ、フォークを織りまぜて、獅子狩りに挑む。
チームとして3勝10敗と大きく負け越すエスコンフィールドに、新風を吹かせる。達の1軍登板は過去2度あるが、デビューした22年9月25日楽天戦が札幌ドーム、初勝利を挙げた昨年10月3日ロッテ戦はZOZOマリンだった。23年開業のエスコンフィールドでは昨年の春季教育リーグのみで1軍登板はなく、大型連休中に、晴れて“エスコンデビュー”を果たす。
昨年プロ初勝利を挙げた際、新庄監督は「自分を信じてブレない取り組み方をしていれば、必ずいいピッチャーになる」と発言。期待に応えるべく、昨年12月には約400万円の費用をかけ初めて渡米し、手足の長い自身に合った練習や技術を学んだ。194センチ、101キロとモデルのようなスタイリッシュなボディーで躍動し、ファンの視線を独り占めする。