
チーム最多タイ3勝の広島森翔平投手(27)が28日、29日巨人3連戦初戦先発に向けてマツダスタジアム隣接の屋内練習場で調整した。
今季は20日まで日曜日に登板してきたが、雨天中止による影響もあり、9連戦初戦の先発を託されることになった。
今季初登板から3戦3勝で臨んだ前回20日の阪神戦では直球の切れや球威を欠き、4回6安打3失点で今季初黒星を喫した。責任投球回を投げきれず「体のキレがちょっとなかったと思う」と反省。登板間隔が空いた中でトレーニングだけでなく、投球時の脱力も意識してきた。「(力を)入れて強くというよりは、(力を)抜いて強く行くのが大事かなと。自分の中で気持ち悪かったんですけど、感覚を確かめたって感じです」。今季貫く攻撃的投球で巨人打線に挑む。
黄金週間9連戦はシーズン序盤のヤマ場のひとつといえるだけに、初戦の勝敗は大きな意味を持つ。「大事かなと思いますし、連敗してるので、(連敗を)切れるように。チームとしては大事かなと思っています」。今季成長示す左腕が、首脳陣の期待を背負い、プロ入り後初の東京ドームのマウンドに上がる。