
岩手・花巻で愛される「満にら」が球場グルメデビューした。勝ちパターンの一角を担う楽天鈴木翔天投手(28)が富士大時代にとりこになったのが、さかえや本店の「元祖満州にらラーメン」だ。店の公認を得て「鈴木翔天の満州にらラーメン(1300円=仙臺たんや 利久)」として今季から楽天モバイルパークで販売。また、デザートで「鈴木翔天のキウイフレンチトースト(800円=Patisserie46)」もプロデュースする。
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しびれる場面で登板する鈴木翔を大学時代にしびれさせたのが、さかえや本店の「元祖満州にらラーメン」だ。「大学に行ってから満にらを食べるようになって、最初は辛くてむせてたんですけど、なんかそれがやみつきになってきちゃって。そっから辛いのがいけるようになってきました」。当時は週1回ほどのペースで通ったという。
店から公認され、今季から楽天モバイルパークで販売される。みそベースのスープに豚ばら肉、ニンニクの芽、紅しょうが、ラー油とニラをたっぷりと乗せた赤い一杯。食べれば食べるほどくせになる思い出の味とあって、自身のプロデュースグルメとして商品化することを熱望していた。「満にらを球場で出してほしいなってずっと言ってたので、うれしかったっす。ようやくそれがかなった感じです」と声を弾ませた。
あの味を知る富士大の先輩からも反応があった。「(西武)外崎さんからも言われました。満にら出すらしいじゃんって」。大学から徒歩圏内の場所に店を構えているため「富士大の学生は多分、みんな1回は必ず通る道なんじゃないかなと思います」と笑った。
MyHEROタオルの緑を基調としたスイーツもプロデュースしている。「鈴木翔天のキウイフレンチトースト」は、キウイをふんだんに使用した甘いホイップクリームと酸味が相性抜群のフレンチトーストだ。ブルペンを支える左腕は「ぜひ満にらを食べて体を温めて、その後に甘いスイーツを食べて口を整えてください」とPRした。“赤と緑のソラグルメ”が、勝ちパターンならぬ人気メニュー入りを狙う。【山田愛斗】