
ガンバ大阪は25日にFC東京戦(国立)を戦う。
23日は大阪・吹田市内の練習場で非公開練習。DF黒川圭介は「しっかりいいサッカーをして、順位を上げていくことが必要」と勝ち点3への意欲を語った。
昨季リーグ全38試合に出場した不動の左サイドバックは、今季もGK一森純(33)、DF半田陸(23)とともにリーグ11戦全てで先発出場。ルヴァン杯では休養を与えられているものの、フル稼働と言える働きぶりでチームを支えている。
開幕戦のセレッソ大阪戦では、左足で低弾道のスーパーゴールを決めてスタートした今季は、攻守でキレのある動きを続け、高い技術で攻撃に変化も加える活躍ぶり。左サイドでの縦突破だけでなく、中央へ入ってゴール前にも顔を出す神出鬼没の動きは相手の脅威になっており、そのパフォーマンスは国内組主体で臨むとみられる7月の東アジアE-1選手権(韓国)での代表入りも期待させるものだ。
そんな黒川がFC東京戦に向けて強調したのは、ボールを握る戦いで勝利した12日名古屋グランパス戦の再現を目指すこと。「アウェーでは自分たちがボール保持をすることがなかなかできていない。名古屋戦のような戦いをしないといけないし、アウェーでもう少しボールを保持したい」。その展開に持ち込むことができれば、黒川の攻撃的な仕事も多く見ることができそうだ。
国立競技場での試合は、昨年11月の天皇杯決勝以来。ヴィッセル神戸に敗れた一戦以来となる聖地での戦いに「シチュエーションは全然違うけど、悔しい思いは残っている。リーグ戦でタイトルを取るためにも、勝たないといけない。そういう意味でもしっかりそのピッチで勝利できれば」。疲れ知らずの背番号4は次戦も上下動を繰り返し、チームを活性化させる。【永田淳】