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【中日】上林誠知が3番で適時打含む2安打1打点、井上監督は「クリーンアップ候補」


中日の上林誠知選手が楽天とのオープン戦で3番スタメン出場し、2安打を含む活躍を見せた。初回の同点適時打や自身初となるオープン戦での盗塁でスピードもアピール。井上一樹監督は上林を3番のクリーンアップ候補として高評価している。チームは他の有力選手の怪我などによる不在が続いており、上林はその中でも存在感を高めている。

中日対楽天 1回裏中日1死二塁、右前適時打を放つ上林(撮影・森本幸一)

<オープン戦:中日1-1楽天>◇22日◇バンテリンドーム

中日上林誠知外野手(29)が3番・左翼でスタメン出場し、適時打を含む2安打でシーズンでも3番を任される可能性が高まった。

初回、1点を追う1死一塁で迎えた第1打席。楽天先発松井の初球に岡林勇希外野手(23)が二盗を決めチャンスを拡大すると3球目のチェンジアップを右前へ同点適時打。「打順のこだわりはないけれど、3番の役割はかえすことなので、そこできっちり結果で示せてよかった」。

さらに続く4番石川昂弥内野手(23)の初球に、自身オープン戦初盗塁となる二盗を決めた。「足の状態もいいし、チャンスがあればどんどん走りたい」と、本来の持ち味であるスピードも発揮した。

井上一樹監督(53)は「適時打を望んでの打順なので。上林は今年はキャンプから人一倍頑張って、オープン戦も3本塁打と(チームで)一番打っている。3番を打たすことがおかしいことではないし、クリーンアップの候補であることは間違いない」と高評価した。3番候補の福永裕基内野手(28)が右膝内側側副靱帯(じんたい)損傷、5番候補の新外国人ジェイソン・ボスラー外野手(31=マリナーズ)が上半身のコンディション不良でともに開幕から不在。誤算続きの中、移籍2年目で上林が輝きを取り戻しそうなことは、うれしい誤算となる。【石橋隆雄】

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