
レアル・ソシエダードの地元紙がセビリア戦で出場した日本代表MF久保建英(23)について、「後半アディショナルタイムに良いFKを蹴った」と試合翌日に寸評した。
Rソシエダードは9日にホームで行われたスペインリーグ第27節で、欧州カップ戦出場権争いのライバルであるセビリアと対戦した。アルグアシル監督が4日後に控えたマンチェスター・ユナイテッドとの大一番を見据えて大幅なローテーションを行ったため、久保は公式戦2試合ぶりのベンチスタート。出番が訪れたのは1点リードを許した後半33分だった。終了間際にいいクロスを上げるが惜しくも味方に合わず、チームは0-1の敗北を喫した。リーグ戦2連敗で、公式戦ここ4試合続けて勝利がない。
クラブの地元紙エル・ディアリオ・バスコはこの日の久保について、「わずかな出場時間で存在感なし。後半アディショナルタイムに良いFKを蹴った」と評し、採点なしとした。
チームトップはマレーロとセルヒオ・ゴメスで3点(最高5点)。続いて、スベルディア、ハビ・ロペス、トゥリエンテス、パブロ・マリン、ベッカー、トラオレ、スビメンディ、バレネチェア、オヤルサバルが2点、アランブル、アゲルド、オラサガスティ、オスカルソンがチームワーストの1点だった。
Rソシエダードのスペインリーグ成績は27試合10勝4分け13敗の勝ち点34で、11位に後退。久保の成績は25試合(先発17試合)、1565分出場、5得点0アシストとなっている。
Rソシエダードはこの後、欧州リーグ・準々決勝進出を懸け、中3日の13日に行われる決勝トーナメント1回戦第2戦でマンチェスターUとアウェーで対戦する。ホームの第1戦の結果は1-1の引き分けだった。(高橋智行通信員)