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【阪神】村上頌樹、DeNA相手に3回パーフェクト投球 初の開幕投手へ順調な仕上がり


阪神の村上頌樹投手が甲子園で行われたDeNAとのオープン戦に先発し、3回をパーフェクトな投球で終えました。村上は今季の開幕投手に指名され、今回の試合では球速148キロの直球やスライダーを巧みに使いこなし、無安打無失点を記録。オープン戦2試合で5イニング無失点を達成しました。昨シーズンからスライダーに磨きをかけ、1軍の打者に対しても有効な投球を見せました。昨年は10勝を上げたが後半は足踏みし、今季は巻き返しを期待されています。3月28日の開幕広島戦に向け、順調な仕上がりを見せる村上の表情には余裕が感じられます。

オープン戦・阪神対DeNA 阪神先発の村上は初回を三者凡退で終え笑顔を見せる(撮影・上山淳一)

<オープン戦:阪神-DeNA>◇7日◇甲子園

今季の開幕投手を託された村上頌樹投手(26)が先発し、3回パーフェクトで順調な仕上がりを披露した。

先頭桑原を148キロの直球で空振り三振に打ち取ると続く牧をカウント3-2から直球で見逃し三振。3番宮崎から4者連続での内野ゴロでアウトの山を築いた。3回は蝦名、井上をチェンジアップで連続空振り三振に打ち取ると最後は加藤を初球の高め直球で中飛に。3回40球4奪三振、無安打無失点でオープン戦2試合5イニング無失点を継続させた。

「いい感じで投げられましたし、結果も良かったです。いいんじゃないかなと思ってます」。開幕投手が公表されてから初めての実戦マウンド。昨季日本一を駆け上った打線を相手に、最高の結果で登板を終えた右腕の表情は自然と緩んだ。

キャンプでは新球スライダーに磨きをかけた。この日も桑原にはスライダーを交えカウントを有利に進め直球で空振りに打ち取った。牧に対してもスライダーでファウルを打たせることで、カウントを作り、最後はコーナーいっぱいの直球で見逃し三振。2回の宮崎の三ゴロは外角低めのスライダーを引っかけさせた。「1軍の打者にしっかり試せたのでよかった。いい感じにファウルでもアウトも取れた。いい球になってきたんじゃないかな。自分がしっくりきたものを今投げてます」。直球、他の変化球にも好影響を与える新球に手応えを得た。

23年にプロ初勝利から一気に飛躍し10勝6敗、防御率1・75でリーグ優勝に貢献しMVPも受賞した。昨季は7勝11敗の足踏み。新球を手に巻き返しの今季は3・28開幕広島戦(マツダスタジアム)では初の大役を任された。「(開幕へ)皆さんの見る目も変わってくると思うので、そこはあんまり自分の中では気にせず。自分のしたいことをしようと思ってます。あまり緊張しすぎても、しんどいだけなのでもうちょいゆっくりして挑もうかなと思ってます」。上々の手応えが、5年目右腕にちょっぴり余裕も与えた。

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