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【欧州リーグ】Rソシエダード久保、CKからPK誘発マンUと1-1ドロー 後半35分まで出場


UEFAヨーロッパリーグのラウンド16第1戦で、レアル・ソシエダードの久保建英がマンチェスター・ユナイテッドとの試合で同点ゴールのきっかけを作った。試合は前半0-0で折り返すも、後半13分にマンUのカウンターから失点。その後、久保の蹴ったコーナーキックがVARチェックによりマンUのハンドを誘発、PKが与えられ、オヤルサバルが落ち着いて決めて1-1の同点とした。久保は試合終盤に交代するも、プレスキッカーとしての存在感を示し、精度の高いボールを供給した。試合は痛み分けとなり、次のアウェー戦での勝利が8強進出の鍵となる。

同点ゴールに喜ぶ久保(左奥2人目)らRソシエダードのメンバー(ロイター)

<UEFAヨーロッパリーグ(EL):Rソシエダード1-1マンチェスターU>◇6日(日本時間7日)◇ラウンド16第1戦◇レアレ・アリーナ

【サンセバスチャン(スペイン)=高橋智行通信員】レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(23)が、1-1で引き分けたホームのマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)戦に先発出場し、CKから同点となるPKを誘発した。

1点を追う後半22分、久保が左CKから鋭いボールを送った。両チームの選手が競り合い、クリアされた。その1分後、VARチェックが介入し、主審がオンフィールドレビューで確認。競り合った際にマンチェスターUのブルーノ・フェルナンデスの手に当たっており、PK判定が下された。同25分、オヤルサバルが冷静に左足でゴールを決め、1-1の同点とした。

久保は後半35分にベッカーと交代し、ベンチに下がった。この日も4-3-3の右ウイングでプレー。ドリブルで切り裂く場面はなかったが、プレスキッカーとして6本のCK、2本のFKを蹴った。鋭く曲がる正確なボールを供給し続け、そのうちの1本が結果的にゴールにつながった。

手堅い試合となり、ともにチャンスがないまま前半を0-0で終了。ゲームが動いたのは後半13分、マンチェスターUにカウンターを受け、ガルナチョのグラウンダークロスからザークツィーに右足でゴールを奪われた。

先制されると逆転できないデータがあった中、Rソシエダードはラッキーな形で追いつき、さらに勝ち越しを狙った。個人で打開できる久保に期待がかかる展開だっただけに、ベッカーとの交代はもったいない感はあった。

Rソシエダードは後半アディショナルタイムに左サイドからベッカーがシュートを放つ場面こそあったが、角度がなくGKオナナに阻まれた。マンチェスターUの守備網を崩す場面はなく、1-1の痛み分けとなった。

8強進出を懸け、アウェーの第2戦は12日(日本時間13日)に行われる。

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