
中日新外国人ジュニオル・マルテ投手(30=フィリーズ)が6日、ナゴヤ球場で行われた全体練習で来日以来2度目のシート打撃に登板した。最速152キロをマークした直球を主体に打者3人をピシャリ。井上一樹監督(53)は「まだまだこんなものではないと思っている。こういうふうに投げられるだけで十分」と守護神候補の順調な仕上がりに手応えをつかんだ様子だった。
最速160キロを誇る右腕が真価を発揮し始めた。土田をストレートで空振り三振。樋口には粘られながらもフルカウントから左飛。そして石川昂を遊ゴロと簡単に3人で封じ「コントロールよく投げられるように心がけて投げたが、真っすぐはよかったと思う」と納得の表情を浮かべた。
巨人に移籍したマルティネスの後継候補らしく、ストレートの威力に加えて、一定の制球力も披露した。今後の実戦登板については「オープン戦のどこかでと思っているけど(その前に)2軍の方で投げさせようかなというプランもある」と指揮官。このまま順調な調整が続けば、松山、清水と争う守護神争いはヒートアップしそうだ。