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龍谷大平安の原田英彦監督3・2付で退職 3月末までは元オリックスのOB川口知哉コーチが代行


龍谷大平安高校(京都)の硬式野球部の原田英彦監督(64)が部員への体罰を理由に退職した。体罰は2月に2人の部員に対して行われ、1人は病院で打撲傷と診断され自宅で療養中である。事件発覚後、学校は調査を行い原田監督も体罰を認め謝罪をした。原田監督は自主退職を決断し、学校の懲戒処分が行われる前に退職が受理された。体罰該当部員以外には同様の事実は確認されず、学校は再発防止と生徒の心のケアに努める方針。また、日本高野連への処分申請は、学校側の再調査のため一時見送られた。4月以降の新体制については現在検討中。

龍谷大平安の原田英彦監督(2024年10月撮影)

龍谷大平安(京都)は5日、京都市内で硬式野球部監督による部員への体罰事案についての記者レクチャーを開き、原田英彦監督(64)が2日付で退職したと発表した。

同校の山脇護校長(67)は冒頭で「多くの関係の皆さまに多大なご心配、ご迷惑をおかけいたしましたこと、深くおわび申し上げます」と謝罪した。

原田監督は今年2月13日に、2人の部員に対して野球部活動に関する課題ノートを提出しなかったことに対して、反省と成長を促す目的で口頭での注意や手のひらや紙製のノートで頭部などをたたく行為があったという。14日に当該部員から「原田監督から暴力を受けたため登校できません」との連絡を受け事案が発覚。直後に学校側から自宅待機を命じられていた。

その後、同校が独自で設置した調査委員会により調査を進め、部員など関係者への聞き取り調査などを行い、2月26日に調査を終了した。原田監督も体罰の事実を認め「申し訳ないと思っています」と学校側にも謝罪があったという。

体罰を受けたとされる1人は病院で打撲傷により約30日の通院加療を要すると診断され、入院はせずに現在は自宅療養中でまだ登校に至っていない。もう1人はケガはなく、前日4日から登校を再開して野球部の練習にも参加している。現時点では当該部員以外への体罰は確認されていない。

今回の件が同校の就業規則に定める懲戒事由に該当すると判断されたことから、懲戒手続きを開始していた。ただ、2月17日には原田監督から退職届が提出されており、3月2日付で正式に受理され、学校側からの懲戒処分が出る前に原田監督の退職が決まった。

日本高野連にも学校側から当事案が報告され、日本学生野球協会審査室会議へ処分申請することを決定していたが、学校側が再調査を行うため、処分申請は一時見送られた。再度、報告書を日本高野連に提出する予定で、その後同連盟、協会の処分を待つ形となる。

3月いっぱいまでは、同校OBで、97年夏の甲子園の準優勝メンバーだった元オリックスの川口知哉コーチ(45)が監督代行として指導を行う。4月1日以降の新体制については検討中だという。

今後について山脇校長は「まずは被害生徒の回復、ケガの回復を念願して、合わせて部員に寄り添って心のケアを第一に努めてまいりたい。その上で今後2度とこのような体罰が発生しないように、絶対にそういう行為を許さない、容認しないという強い姿勢で努めてまいります」と話した。

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