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清宮幸太郎の弟、早大・福太郎 バット折りながら中越え三塁打「折って飛ばしたことあまりない」


早稲田大学の外野手、清宮福太郎が亜大とのオープン戦で中越えの適時三塁打を放ち、注目を集めました。父はラグビー界のレジェンド、兄はプロ野球選手というスポーツ一家出身の福太郎は、大学3年間でリーグ戦への出場経験がない中、4年生を迎えました。試合ではバットを折りながらもヒットを放ち、自信を覗かせました。今後は代打での活躍も視野に入れて練習を重ね、リーグ戦デビューを目指しています。背番号21には兄との関連性を感じつつ、更なる飛躍を願う意欲を見せています。

亜大とのオープン戦で途中出場し、中越え適時三塁打を放った清宮福太郎(撮影・平山連)

日本ハムの清宮幸太郎内野手(25)の弟で、早大の福太郎外野手(3年=早実)が28日、持ち味の打撃でアピールした。東京・安倍球場で行われた亜大とのオープン戦に途中出場。チームは敗れたが、自身は6回2死二塁のチャンスでバットを折りながら、中堅の頭を越える適時三塁打を放った。「(バットを)折って飛ばしたことはあまりない。ボールの見え方も含めて全体的に良かった」と納得した様子で答えた。

ラグビー界のレジェンドの父・克幸氏とプロ野球で活躍する兄とともに、スポーツ一家として脚光を浴びてきた。しかし、大学入学から3年間リーグ戦への出場はおろか、メンバー入りすらなかった。公式戦出場は2年時の新人戦にとどまった。最終学年となる今季、自身の立場を冷静に受け止めている。「1打席でしっかり結果を出せるように、1球で仕留められるように練習したい」と代打起用も視野に入れて準備する。背番号は21。兄も付ける数字を背負う理由は小宮山監督にはまだ聞けてないが「臆測ですけど、狙ったんじゃないかと思うんですが…」と期待と受け止めた。

世間の注目を集めるという意味では、昨季リーグ戦で神宮を沸かせた慶大4年の清原の姿が重なった。自ら清原の名を引き合いに「名前で注目されるのはありますけど、その中で(清原のように)結果を出せれば、より多くの人から応援してもらえる」。思い描いた未来に向け、まずはリーグ戦デビューを目指す。【平山連】

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