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【清水】FW北川航也が通算200試合メモリアル岡山戦で後輩DF立田悠悟「鬼退治」弾誓う


清水エスパルスFW北川航也はJリーグ通算200試合目となる岡山戦を前に、チームの勝利を目指す。28歳の北川は、ユースからプロ入り11年目で迎えるこの節目の試合でゴールを決め、チームを2試合ぶりの勝利に導くことを誓う。清水では3季ぶりにJ1に復帰してスタートを切った北川は、これまでに多くの苦しみを経験しながらも成長した姿を見せたいと語る。また、今季岡山に加入したことで対戦する後輩DF立田悠悟との対決も楽しみにしており、プロとして先輩の威厳を示すことを意気込んでいる。清水での連勝とともに、自身の記念すべき試合での活躍に期待がかかる。

J通算200試合目の節目でゴールを狙う清水北川

J1清水エスパルスFW北川航也(28)が自身のメモリアルマッチでチームを2試合ぶり白星に導く。明日2日のアウェー岡山戦でJリーグ通算200試合出場となる。清水ユースの2学年後輩で、今季岡山に加入したDF立田悠悟(26)とのマッチアップもモチベーションの1つ。頼れる主将が今季の開幕戦以来となる3試合ぶりの1発をねじ込む。

   ◇   ◇   ◇

積み上げてきた数字が大台に乗る。北川は15年にユースから昇格し、今年でプロ11年目を迎えた。Jリーグ通算200試合出場まで、あと「1」。2月28日は静岡市内で調整し「悔しいことや、うまくいかなかったことの方が多かったけれど、ここまでやってこれてよかった」と自身のキャリアを振り返った。

3季ぶりJ1の今季は開幕から3戦負けなし(2勝1分け)。苦しみながらもJ1復帰を成し遂げたJ2での2シーズンの積み上げが成果として表れている。「本質の走る部分とか、1対1では負けないところは全員意識できている」。昨季J1で2位だった広島との前節は互角以上の戦いで1-1のドロー。善戦して満足した選手もいなく「連戦だった広島に勝たなければいけなかった」と表情を引き締めた。

対する岡山はJ1昇格組の「同期」。DF立田との対戦は「一番楽しみ」と胸を躍らせた。清水ユースでは先輩後輩の関係。トップチームでは計3年半プレーした。プライベートでもかわいがっていた後輩とはプロ入り後初対戦で「ガツガツくると思うので、そこは負けない」と、先輩の威厳を示すつもりだ。

昨季は2戦2勝。敵地では1得点を挙げ「いいイメージはある」と自信を見せた。チームの勝利が最優先で「その力になりたい」。心待ちにしていたゲームと節目の一戦が重なった。舞台は「桃太郎」ゆかりの地・岡山。清水の頼れる主将が「主人公」となり、「鬼退治」を遂行して勝ち点3の「宝物」を持ち帰ってくる。【神谷亮磨】

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