
柏レイソルのDF古賀太陽(26)が28日、柏市内で敵地での浦和レッズ戦(3月2日、埼スタ)を前に取材に応じ、昨季とは違う姿を敵地で見せることを誓った。
柏はリーグ戦では、20年の勝利を最後に、埼玉スタジアムで勝てていない。昨季は後半追加タイムで失点し0-1。23年は0-2、22年は1-4、21年は1-5だった。
古賀は「埼玉スタジアムでは、自分はやりたい放題やられているイメージ」と苦笑し「今年は新加入選手が多いので、そんなに悪いイメージを持っている選手が多いかは分からないですけど…。でも、そこは払拭(ふっしょく)したいと思っている。結果ももちろん、内容も含めて払拭していきたい」と決意を語った。
リカルド・ロドリゲス監督も、前節のセレッソ大阪戦での勝利後、ロッカールームで「次の浦和戦」を強調していたという。リカルド・ロドリゲス監督もかつて、浦和を指揮しており、アウェーでの浦和戦の難しさはだれよりも理解している。古賀は「強い気持ちを持って臨むことをより強調して伝えてくれている。出た選手がいつも通りのパフォーマンスができるかがすごく大事になる」と自らに言い聞かせた。
開幕から、ボールを保持し、主導権を握るサッカーで2勝1分け。最後方から攻撃を組み立てる際も、昨季までとは異なり、各選手が自信を持ってプレーしているように見える。古賀は「みんなの立ち位置、プレーの関わり方が良くなって、怖がらずにボールをスムーズに受け入れる作業が出来ている。ビビらずにボールを動かし続けられている」と手応えを口にする。
浦和は前線に個の能力が高いタレントがそろうだけに「難しい試合になる。アウェーの地でも自分たちがやりたいことを表現できるようにしていければ」とぶれない戦いを掲げた。