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【ソフトバンク】モイネロ実戦想定、1回15球×4セット「レベル違う」小久保監督「ヤバい」山川


ソフトバンクのモイネロ投手が宮崎春季キャンプでの練習を順調に進めている。キャンプ最終日には72球を投げ込み、小久保監督から「レベルが違う」と称賛された。モイネロは日本ハム戦での初陣に向け、トレーニングを重視しながら調整を続けている。昨年の日本ハム戦では対戦成績が振るわなかったため、今年はそれを克服しようとしている。今シーズンのリーグ戦における成績改善が期待されるモイネロだが、4月の日本ハム戦での活躍が大きなカギを握ると見られている。

カメラに向かってピースサインを見せるソフトバンクのモイネロ(撮影・佐竹英治)

新庄ハム撃破へ、準備は着々だ。ソフトバンクのリバン・モイネロ投手(29)が、宮崎春季キャンプ練習最終日の2月28日、今キャンプ2度目のブルペン入りし、72球を投げ込んだ。5割の力ながら見守った小久保裕紀監督(53)は「レベルが違う」と称賛。開幕投手の有原航平投手(32)と先発ローテの「2本柱」を形成する助っ人左腕は、開幕2カード目となる日本ハム2連戦の初戦(4月1日・エスコンフィールド)先発が濃厚。約1カ月後に迫った「初陣」へ向け、さらにペースを上げて行く。

   ◇   ◇   ◇

乾いたミット音がブルペンに心地よく響く。モイネロのブルペン投球は実戦想定。1イニング15球として計4セット。イニング間には2、3分の休息を挟み投球練習も加え、計72球を投げ込んだ。予定していたライブBPは雨天のため回避。「試合は結局、こういうリズムになると思う。それを意識して投げた」。直球に自慢のカーブ、チェンジアップも交えた。

「今日は50%の力かな。今は強く投げてもポテンシャルは出せないと思うので、強く投げる意識はしていない」。22日の初ブルペン以来、6日ぶりの投球練習。制球重視で直球、変化球とも内外角を意識しながらマウンドの土を蹴った。

助っ人左腕の順調な仕上がりぶりを証明してくれたのは、打席に立った山川だった。「ゆっくり投げているのにやっぱり速い。力を入れると打てないですね。ヤバいです」。涼しい顔のモイネロとは対照的に主砲は目を丸くした。投球を見守った小久保監督も「レベルが違うね」と言うと満足そうにブルペンを後にした。

3・28開幕投手の有原とモイネロは先発ローテの2本柱。小久保監督も絶大な信頼を寄せており、助っ人左腕の「初陣」は開幕2カード目となる4・1日本ハム戦(エスコンフィールド)が濃厚。約1カ月となった今季初マウンドに向け、さらにギアを上げていくつもりだ。シーズンを投げ抜くためにまだまだ肉体強化に力点を置いている。「(トレーニングなど)練習の負荷が下がっていけば、スピードは上がってくる」。今キャンプはキューバでの個人コーチでもあるヘスス・ボスベニエル氏も同行。先発転向した昨シーズン中は、電話やメールで常にアドバイスを求めた信頼のコーチだ。

「シーズンが近くなれば(体の)負荷も下がる。そうすれば爆発的な力が出てくる。(開幕までは)1カ月くらいあるので、それに向けて考えながらやっています」。昨年、11勝を挙げ最優秀防御率のタイトルも獲得。先発2年目。頼れる左腕はライバル新庄ハムを撃破し、快調な滑り出しを狙っている。【佐竹英治】

○…モイネロの日本ハム攻略は、リーグ連覇の大きなカギを握りそうだ。昨年は公式戦3試合に登板し1勝2敗と負け越し。防御率4・80は対戦した8球団(交流戦含む)で最低の数字。さらに被本塁打4本も最多だった。チームも91勝を挙げダントツで4年ぶりのリーグVを果たしたものの、日本ハムとの対戦成績は12勝12敗1分けと、まったくの五分。助っ人左腕の「苦手克服」は絶対条件とも言えそうだ。

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