
巨人阿部慎之助監督(45)が28日、川崎市のジャイアンツ球場で行われた全体練習で、大勢投手(25)が7回にも登板する可能性を明かした。
チームは今季、昨季セーブ王の元中日マルティネスが新しく加入。これにより大勢は8回を任されることが濃厚とされてきたが「(7回になることは)ある。7回と8回で。ホールドのタイトル取れって言った」と指揮官は新たに7回も準備するように伝えた。
大勢はこの日、シート打撃に登板し中山、浅野、泉口を相手に打者9人と対戦。約20球を投げて3奪三振、安打性の当たりは1本だった。「真っすぐがもうちょい」と満足はせず、4週間後に迎える開幕に向けて仕上げていく。
入団1年目から守護神として支えてきた最速160キロ右腕は「自分のやるべきことは変わらない、責任を持ってやりたい」といたって冷静。指揮官からホールドのタイトル獲得命令も「積み重ねて最後そういう形になればいいなと思っている」と、まずは目の前の試合に全力を注ぐ。