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<シービリーブスカップ:米国1-2日本>◇26日(日本時間27日)◇第3戦◇米カリフォルニア州サンディエゴ
サッカーの女子日本代表なでしこジャパン(FIFAランキング8位)が、史上2度目の快挙を成し遂げた。同1位の米国に2-1で勝利。2012年以来13年ぶりの白星で、アウェーで勝つのは史上初めてとなった。デンマーク人のニルス・ニールセン新監督の初陣で、大会初優勝を飾った。
日本は今大会、オーストラリアに4-0、コロンビアに4-1で2連勝。米国と並んでいたが、得失点差で優位に立っていたため、引き分け以上でタイトル獲得となる中で勝ち切った。新生なでしこが3戦10得点と躍動した。
世界最強アメリカとの過去の対戦成績は、通算40試合で1勝8分け31敗。32得点107失点という一方的な成績だった。直近は昨夏の24年パリ五輪(オリンピック)準々決勝で延長戦の末に1-2で敗れていた。13年ぶりの2勝目を、ついにつかんだ。
快挙にSNSも沸騰。X(旧ツイッター)では「なでしこの新しい船出が明るくて、うれしい」「優勝しちゃったよスゴイ」「キャーーーーーーー!! なでしこおめでとう(祝)」「今回のなでしこ、23人中海外組が19人か。それだけ、女子も海外でプレイする選手が増えてきたってことね」「熊谷紗希キャプテン、頭部負傷して血だらけに成っても下がる事無く意地を示した!」「はな、なでしこでも森脇芸」「今のなでしこは歴代最強だな 強豪相手だといつもひたすら走り回らされて守って守って、一対一はことごとくフィジカル負けという試合ばかりだったけど、今日は台頭に渡り合ってたし、的確な選手交代できっちり勝ち切ったのはデカい」など、称賛する投稿が相次いでいる。
試合は前半2分にMF籾木結花(レスター)が先制。1-1で迎えた後半5分に勝ち越した。19歳のDF古賀塔子(フェイエノールト)が角度のない中、左足でGKの足元を射抜いた。
◆先発イレブン◆
【GK】山下杏也加(マンチェスター・シティー)
【DF】宝田沙織(レスター)熊谷紗希(ロンドンシティー)北川ひかる(ヘッケン)守屋都弥(エンゼルシティー)
【MF】長野風花(リバプール)長谷川唯(マンチェスターC)藤野あおば(マンチェスターC)浜野まいか(チェルシー)籾木結花(レスター)
【FW】田中美南(ロイヤルズ)