starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

「湘南さん、湘南さんじゃない」クラブ史上初開幕3連勝 ヤングベルマーレ鈴木章斗&福田翔生躍動


湘南ベルマーレは浦和レッズを2-1で下し、クラブ史上初となるJ1開幕3連勝を達成しました。若手フォワードの鈴木章斗と福田翔生の活躍が目立ち、シュート数でも浦和を圧倒。山口智監督(46)の下でチームの戦術が浸透し、本物の強さを発揮していることが示されました。試合後、山口監督は冷静に「自分たちがやるべきことを徹底できた」と振り返りました。この勝利により、毎年残留争いを繰り広げてきた湘南に新たな可能性が見えています。特に守備面での堅実さと攻撃面でのアグレッシブなスタイルが功を奏し、サポーターを魅了するサッカーを展開しています。

湘南対浦和 試合後、喜びを爆発させる湘南の山口監督(左)(撮影・狩俣裕三)

<明治安田J1:湘南2-1浦和>◇第3節◇26日◇レモンS

湘南ベルマーレがホームで浦和レッズに2-1で競り勝ち、クラブ史上初の開幕3連勝を果たした。

日本代表の中田英寿、遠藤航らを擁した時代も成し得なかったが、将来性豊かな鈴木章斗(21)と福田翔生(23)のFWコンビが躍動。シュート数も11-4と圧倒するなど就任5季目を迎えた山口智監督(46)の戦術も浸透し、本物の強さを発揮している。

   ◇   ◇   ◇

開幕戦で鹿島、第2節でC大阪を破った実力は本物だった。この日も立ち上がりから縦に速い攻撃と有効なサイドチェンジでゴールに迫った。守備でも速いプレスと、複数でボールホルダーを囲む強度の高い守備で、浦和が今季補強したMFマテウス・サヴィオ、MF金子拓郎も湘南の速いプレスで良さを出させなかった。前半だけでシュート9本。前半23分、FW福田がネットを揺らし先制。後半立ち上がりには、右コーナーキックから背番号「10」の鈴木章が頭で合わせ2戦連発弾。終盤は、浦和に押し込まれた時間帯が長かったが、開幕戦の鹿島線同様、粘り強く守り切った。

試合後、山口智監督は「自分たちがやるべきことを徹底できたからこそ勝てたゲームだった」と振り返った。クラブ史上初の開幕3連勝。だが指揮官は「何もないです」と冷静だった。「湘南さん、湘南さんじゃない」と苦笑し「湘南に関わっている人は感慨深いものがあるとは思いますけど。おめでとうございますと言いたいです」と、達観していた。

毎年、アグレッシブなサッカーもを展開するも、残留争いに巻き込まれてきた。経営規模が小さいこともあり、毎年のように有望な選手がステップアップしていった。今季はMF田中聡が広島へ移籍したが、昨季の主力が残留。積み上げが形になり、魅了するサッカーを展開しての3連勝だ。山口監督は「僕も感動しています。点を取るところは本当に積み上げたところで良くなってきたという自負がある」。ヤングベルマーレが、山口監督の下でうまく、強くなっているのは確かだ。【岩田千代巳】

◆鈴木章斗(すずき・あきと)2003年(平15)7月30日生まれ、東大阪市出身。G大阪ジュニアユースから阪南大高でDF、MFからFWコンバートされて開花。21年の全国高校選手権で得点王(7点)。22年に湘南入り。1年目の4月15日横浜戦でJ1初ゴール。昨季24年に34試合10得点とブレークし、今季から主将と10番を託される。180センチ、73キロ。利き足は右。

◆湘南の開幕連勝 J2では14年に開幕14連勝を記録したが、J1で開幕3連勝は初。平塚時代の98年に記録した2連勝を更新した。植木繁晴監督が指揮した27年前の開幕当初は日本代表のMF中田英寿とFW呂比須ワグナー、韓国代表のDF洪明甫が活躍。開幕3戦目で市原(現千葉)に0-1で敗れて連勝がストップしたものの、その後も5連勝を飾った。だが、中田がセリエAのペルージャに移籍したこともあって徐々に失速。最終的に18チーム中、年間11位に終わった。

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.