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中日ドラフト1位の金丸夢斗投手(22=関大)が次の照準を「3月中旬シート打撃登板」に定めた。沖縄キャンプを完走し、名古屋に戻った左腕は「実戦感覚を取り戻すシート打撃は3月半ば(に投げられれば)。打者が立ったとしても力まないようにこれまで通り、ブルペンで投げていきたいです」と今後も段階を踏みながら準備を進める意向を示した。
昨年5月に痛めた腰の影響を考慮して2軍読谷組でキャンプを順調に消化した。状態を見極めながら、体幹強化と投球強度を段階的に上げ、キャンプを通して7度ブルペン入り。最終的に70球まで球数も伸ばした。
「楽しかったです」と初キャンプを振り返った注目左腕は期間中、貴重な体験も得た。読谷を訪問したタレントの研ナオコに「頑張ってね」と激励を受けたという。「バカ殿世代ですからもちろん知っています」という有名タレントから激励を受ける立場となったことを再認識。「うれしかったです。もちろん(研ナオコさんのように)有名になれるように頑張ります」。充実キャンプを終えた左腕は今後の階段も順調に上れば、4月中の1軍デビューも見えてきそうだ。