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女子サッカーの国際大会シービリブスカップに参加しているなでしこジャパン(FIFAランキング8位)MF藤野あおば(21=マンチェスター・シティー)が24日(日本時間25日)、第3戦のアメリカ(米国)戦に向けて米サンディエゴからオンライン取材に応じた。
ニールセン新監督となり、ボールを保持する、主導権を握るというコンセプトを提示される中、そのスタイルが発揮され、オーストラリア(4-0)、コロンビア(4-1)に連勝した。
藤野は「人と人との距離感が近くなり、3人目の動きが入ってくる。ピッチ上の選手が繋がり合ってプレーできている」と、目指すサッカーが表現されていることに手応えを感じている。そして「日本が体現できるサッカー。全体でボールを動かしながら、ゴールを奪っていく。きれいだし、おもしろいサッカーで(プレーしていて)楽しいなと思います」と答えた。
中盤のアンカー、インサイドハーフを使い、中央にボールを集めてからサイドへ展開していく。「どの選手を見るのか、見るべき場所を見てプレーできている」ことが、流動性ある新生なでしこスタイルのポイント。フィジカルで勝る世界の列強国と伍するため、組織的なポゼッションスタイルが、日本が新たに世界の頂点に向かうための解となっている。
次戦は26日(日本時間27日午後0時半キックオフ)は世界最強の米国。「個の打開力に(勝負を)持っていかれると相手にアドバンテージがある。距離感、味方の動かし方、臨機応変にやることが大事。勝てない相手ではない、勝利を右取りたい」と自信にあふれていた。