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レアル・ソシエダードの地元紙がレガネス戦で先発出場した日本代表MF久保建英(23)について、「驚異的なゴールだった」と称賛した。
Rソシエダードは23日にホームで行われたスペインリーグ第26節レガネス戦に3-0で快勝した。公式戦2試合連続でスタメン入りした久保は、いつも通り4-3-3の右ウイングでプレーした。前半はクロスやシュートを狙い、ファウルを何度も誘発。後半開始直後の3分、フアン・クルスを股抜きした後に左足を振り抜き、チームの2点目を記録した。
このゴールは久保にとって今季の公式戦7点目およびリーグ戦5点目となり、試合後に6回目のマッチMVPに輝いた。しかし、後半16分にタピアといさかいを起こして今季5枚目のイエローカードをもらい、累積警告で次節バルセロナ戦に出場できなくなっている。
クラブの地元紙ノティシアス・デ・ギプスコアはこの日の久保について、「相手に2回当たる恩恵を受けたが驚異的なゴールだった。対抗する選手のカバリングがない時は相手にとって致命的な存在となり、常に危険だった。オスカルソンとの連係はまだあまりうまくいっていない」と評し、7点(最高10点)をつけた。
同紙はザハリャンをチームMVPに挙げ、8点と高評価した。続いて、レミーロ、アランブル、エルストンドは久保と並ぶ7点。スビメンディ、パブロ・マリン、セルヒオ・ゴメス、オスカルソン、前半途中から出場したジョン・マルティンは6点、ハビ・ロペスはチームワーストの5点。負傷交代を余儀なくされたアゲルド、途中出場のオラサガスティ、オヤルサバル、バレネチェア、ベイティアは採点なしとなった。
Rソシエダードのスペインリーグ成績は24試合10勝4分け11敗の勝ち点34で、暫定ながら8位に浮上した。久保の成績は24試合(先発17試合)、1553分出場、5得点0アシストとなっている。
Rソシエダードはこの後、過酷な3連戦を控えている。中2日の26日にホームで行われる国王杯準決勝第1戦でレアル・マドリード、来月2日にアウェーで開催されるスペインリーグ第26節で首位バルセロナ、6日にホームで行われる欧州リーグ・決勝トーナメント1回戦第1戦でマンチェスター・ユナイテッドとそれぞれ対戦する。(高橋智行通信員)