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<プレミアリーグ:マンチェスターC0-2リバプール>◇23日◇第26節◇エティハド・スタジアム
首位リバプールのMF遠藤航(32)はアウェーのマンチェスター・シティー戦に2-0の後半29分から出場した。安定感抜群のプレーで試合を締め、チームはそのまま勝ってリーグ戦23戦負けなし。勝ち点を64に伸ばし、2位アーセナルとの差を11に広げた。
マンチェスターCを相手に「シーズンダブル」を達成した。前半14分にFWサラーのリーグ戦6試合連続ゴールで先制。同37分にもサラーがペナルティーエリア内で相手を引きつけてラストパスを送り、MFソボスライが左足で蹴り込んでリードを広げた。エースのサラーは今季得点ランキング首位を独走する25得点目。アシストも16とした。
得点ランキング2位タイ19ゴールのFWハーランドがけがで欠場したマンチェスターCは後半から徐々に攻勢を強めた。だが、リバプールのスロット監督は後半29分に遠藤を投入し、試合を締めようとした。まさにクローザー、リバプール優勝への切り札-。よく走ってスペースを埋め、ときにはDFファンダイクとコナテの間に下がって守りを固めた。
後半41分には自陣右サイドでFWドクに対応。すぐに中央に戻って、MFコバチッチからボールを奪取した。同45分にも鋭く寄せてドクからボールを奪回。その守備は際立った。
盤石の試合運びで勝ち点3を積み重ねたスロット監督は「アウェーでペップ(グアルディオラ監督)が率いるチームよりボールを保持することはほぼ不可能。我々は守備に徹する必要があることは分かっていたし、実にうまくやれた」と振り返った。