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ヤクルトは19日、球団マスコットの「つば九郎」を支えてきた球団スタッフが永眠したと発表した。
活動時は、度々チームの垣根を越えて「びじねすぱーとなー」こと1994年デビュー同期、中日のマスコット「ドアラ」と筆談トークにダンス、コスプレと全力「ふぁんさーびす」にいそしんでいた。
24年オフには、コンビで臨む10周年目のディナーショーを全国5都市で開催。東京公演告知ポスターには、寅さんに扮(ふん)したつば九郎、名古屋は公演タイトル「~メイド喫茶の街 名古屋編~」はドアラがメイドのコスプレをするなど、互いに「ふぁんさ」合戦を繰り広げた。
毎年シーズン中は、中日本拠地バンテリンでのヤクルト戦に、“燕征(えんせい)”し、昨季は大手旅行会社・JTBと、東京駅から名古屋駅間の東海道新幹線の車両を一部貸し切った「公式応燕ツアー新幹線貸切燕征」を開催。つば九郎が車内をジャックしたのち、週末2日間の試合を盛り上げ、最終日には「30周年スペシャル筆談トークショー」を実施。ほかにも、イニング間には中日のオフィシャルパフォーマンスチーム「チアドラゴンズ」とポンポンを手に踊り、コロナ禍前には試合のスタメン発表前に行う「スピードボールコンテスト」にも登場。燕征先でも、「ふぁんさーびす」に余念がなかった。
ドアラも毎年神宮での中日戦に遠征。試合前は恒例のヤクルトの応援ソング「We Are The Swallows」に乗せて、そろって独特のダンスを披露していた。