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腰痛で別メニュー調整中の阪神森下翔太外野手(24)が17日、室内での打撃練習を再開した。この日も全体練習から外れたが、宜野座ドーム内でマシン打撃に汗を流した。1人で黙々と打ち込み、体の状態についても「全然余裕です。大丈夫です」と強調。「順調に回復していますし。焦ることなく、しっかり治してからプレーしたいと思います」と力を込めた。
12日の練習中に発症。以降は少しずつ練習の幅を広げている。前日16日に再開したキャッチボールはこの日、約50メートルまで伸ばした。軽いゴロ捕球や「100%に近い出力」でのダッシュも再開している。一方で万全を期すため、今クール中の全体合流は見送る方向だ。
「1つでも不安があると、かばいながら支障が長いシーズンになると思う。なるべく違和感があるところはすぐに治すように。自己治癒じゃないけど、そういう能力も付けていきたい」。現状、2月中の実戦出場を見送る流れが濃厚。復帰戦は3月上旬になりそうだ。開幕には間に合う見通しだが、1年間を戦うため、焦らずじっくり段階を上げていく。
「いち早くチームに合流することが一番だと思いますけど、まだキャンプ中。3月にオープン戦がたくさんありますし、しっかりアピールする場面はいっぱいあるので。ここで焦らずにいくことも、今は大事じゃないかなと思っています」。開幕戦に100%でもっていければ何の問題もない。心強い虎の新4番候補。最高の状態での帰還を目指す。【波部俊之介】