＜練習試合：日本ハム11－4楽天＞◇16日◇沖縄・名護
移籍1年目の楽天小森航大郎内野手（21）が、自慢の俊足で魅せた。
16日、日本ハムとの練習試合（名護）に代走から出場。1点を追う7回無死一塁の場面で次打者中島の2球目にスタートし、二盗を成功させた。「『ほんとに思いっきり行っていいよ』とコーチからも言われていて、隙があれば行こうと思ってた。スタートが切れて良かった」。さらに中島の二ゴロの間に三塁へ進塁した。
続くドラフト1位の宗山塁内野手（21＝明大）の打席でも存在感を発揮した。中堅への浅いライナー性の打球に三塁から迷わずタッチアップ。捕手清水のタッチをかいくぐり左手で本塁に触れた。「あれが行けないと代走で出てる意味はない。状況見て行けるような、そんなプレーヤーになれるように」と力を込めた。
ヤクルトにFA移籍した茂木の人的補償で入団。13日に1軍合流すると、15日阪神戦（宜野座）で移籍後初安打を放った。昨季イースタン・リーグ盗塁王は「いろんな場面で必要としてもらえるように、打撃でももちろん気を抜かず、守備でも外野もうまくこなせるように、プロとしてしっかりプレーできるように、気を抜かずに頑張りたい」とアピールを誓った。
